2025年、日本の米の生産量の推移
まず、農林水産省が発表しているお米の収穫量や作付け面積は減少しているものの、一人当たりの供給量はほとんど変わらないようです。
(※2024年の1人当たり供給量は概算値:2025年10月11日時点)
| 日本のお米 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 |
| 収穫量(t) | 7,780,000 | 7,762,000 | 7,763,000 | 7,563,000 | 7,269,000 | 7,166,000 | 7,345,000 |
| 作付面積(ha) | 1,470,000 | 1,469,000 | 1,462,000 | 1,403,000 | 1,355,000 | 1,345,000 | 1,359,000 |
| 10a当たり収量(kg) | 529 | 528 | 531 | 539 | 536 | 515 | 519 |
| 1人当たり供給量(年/kg) | 53.5 | 53.2 | 50.8 | 51.4 | 50.9 | 50.3 | 53.4 |
| 日本の人口(千人) | 126,749 | 126,555 | 126,146 | 125,502 | 124,497 | 124,352 | 123,802 |
しかし、昨今の気候変動による異常気象や自然災害の影響で、収穫が減少したり、お米の品質が悪くなり、精米して食べられるお米の量が減っているとう事情もあるようです。
しかし、昨今の気候変動による異常気象や自然災害の影響で、収穫が減少したり、お米の品質が悪くなり、精米して食べられるお米の量が減っているとう事情もあるようです。
参考:農林水産省
日本のコメ農家の事情
日本はコメ農家の担い手が不足しており、年々、作付面積や収穫量も減少しているようです。
これはそもそもコメ農家が儲けにくい仕事であることに加えて、原価の高騰やお米の消費量が減っていることなど、利益を出すことが年々難しくなっていることが背景があります。
この状態を打開するために政府は、米の輸出拡大を目指しているようです。
海外へのお米の輸出量は増加しており、2023年は37,176トン(前年比29%増)となっております。(収穫量176万トンのうち輸出量は0.5%と少ないですが。。。)
また近年、お米の消費量が増えてきているとのデータも出てきており、今後に期待したいところです。
引用:農林水産省「コメ輸出の現状と輸出拡大に向けた生産者への支援策について」
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