コシヒカリの特徴
「コシヒカリ」の特徴は、アミロースやアミロペクチン、たんぱく質のバランスが良く、粘りや弾力性に優れ、ふっくらとした炊きあがりで香りやツヤがあることです。
また保存にも強く、冷めても美味しいお米として評判で、全国一の人気米となっており、日本で最も食べられています。
【2020年産】コシヒカリの特A産地はどこ?
コシヒカリは特Aが最も多く選ばれている品種であることからも、その美味しさがうかがえます。
令和2年度産の日本穀物検定協会の[米の食味ランキング]において【コシヒカリで特Aに選ばれた産地】は47か所のうち【17か所】。
福島県の会津・中通り・浜通り、栃木県の県央・県南、群馬県の北毛・県北、新潟県の上越・下越・魚沼、長野県の東信・南信、岐阜県の飛騨、三重県、兵庫県の県北、鳥取県、広島県が選ばれました。
産地 | 地区 | 令和2年産【特A=○】 |
山形県 | – | |
内陸 | ||
福島県 | 会津 | ○ |
中通 | ○ | |
浜通 | ○ | |
茨城県 | – | |
県北 | ||
県央 | ○ | |
県南 | ○ | |
栃木県 | 県北 | |
県中 | ||
県南 | ||
群馬県 | 北毛 | ○ |
埼玉県 | – | |
千葉県 | – | |
県北 | ○ | |
新潟県 | 上越 | ○ |
中越 | ||
下越 | ○ | |
魚沼 | ○ | |
岩船 | ||
佐渡 | ||
富山県 | 県西 | |
– | ||
石川県 | – | |
福井県 | – | |
山梨県 | 峡北 | |
長野県 | 東信 | ○ |
中信 | ||
南信 | ○ | |
北信 | ||
– | ||
岐阜県 | – | |
飛騨 | ○ | |
三重県 | 伊賀 | |
滋賀県 | – | ○ |
京都府 | 丹後 | |
兵庫県 | – | |
県北 | ○ | |
鳥取県 | – | ○ |
島根県 | – | |
県東 | ||
広島県 | – | ○ |
佐賀県 | – | |
熊本県 | 城北 | |
城南 | ||
県北 |
参考:日本穀物検定協会[米の食味ランキング]
コシヒカリが美味しい有名な産地は?
平成元年産から令和2年産の間で、コシヒカリで最も多く、特Aに選ばれた産地のランキング・ベスト10を紹介します。
もし、コシヒカリの購入でお悩みでしたら、特Aに選ばれることが多い産地を参考にすることで、美味しいコシヒカリを選ぶことができます。
産地 | 地区 | 特A 選出回数 |
新潟県 | 魚沼 | 30 |
新潟県 | 佐渡 | 26 |
福島県 | 会津 | 24 |
新潟県 | 中越 | 20 |
福島県 | 中通 | 16 |
新潟県 | 上越 | 14 |
京都府 | 丹後 | 12 |
栃木県 | 県北 | 11 |
新潟県 | 岩船 | 11 |
山梨県 | 峡北 | 10 |
コシヒカリのルーツ
「コシヒカリ」の発祥は福井県。1956年に開発され、北陸地方を指す「越国(こしのくに)」に由来して、漢字では「越光(こしひかり)」と書きます。
ただこの「コシヒカリ」は倒伏や収穫時期などの問題があり、開発後は福井県ではなく、環境が適していた新潟県で栽培が開始されました。
品種改良が進められて今では、日本のお米の作付け面積の3分の1(平成29年産・約36%)を占めており、発祥の福井県はもちろん、全国各地で栽培されております。
ズバリ!米農家がコシヒカリを食べた感想
口に入れた瞬間から、甘味と香りが広がり、この感覚は他のお米では感じることはできないと言っても過言ではありません。そのため、「コシヒカリ」に食べ慣れた方が他のお米を食べるとちょっと物足りないという方も多いと思います。
なので、他のお米に食べ慣れている方からすると、お米の主張が強すぎるという印象も受けると思います。
お米の味が強いので、味の濃いおかず(焼き肉やとんかつ)などと一緒に食べるのがおすすめです。
もし、美味しいお米をお探しの方は【2021年版】特A米・総合ランキング[産地別]もご覧になってください。
毎年発表されている全国の特A米の選定回数が多い産地をランキングで紹介していますので、長年に渡って特A米に選ばれているお米の品種と産地から、美味しいお米を見つけられるかと思います。